アラフォー王子(おぢ)のわがままBLOG

~いつまでもイケイケでいられるように Let’sアンチエイジング~

【大嫌いだった親父の話】おぢの親父が知らない間に亡くなっていたんだが

\\シェアしていただけたら、おぢの喜びが爆発します//

YO-SUKEです。

 

毎年正月は、実家に帰省して寄生しているんですが…

 

今回、母から衝撃の事実を聞かされた時のお話しです。

おぢの親父

私の親父は

仕事は「土方」で、ヘビースモーカーかつ

酒が大好きで俗に言う「呑兵衛」でした。

 

今ほど「飲酒運転」の取り締まりがうるさくなかった時代。

仕事が休みになれば朝から酒を飲み、その足でパチンコ屋へ。

帰って来るなり酒を飲む…と、ろくでもないクソ親父でした。

 

一番厄介だったことは「酒乱」タイプであったことです。

酒で気が大きくなり、気に入らないことがあれば母に暴力を振るう

誰がどう見ても、最低の親父でした。

 

兄と私はそんな親父が、大っっっ嫌いでした。

会話も殆どなく、酒を飲めば怒鳴り散らして

いつもタバコ&酒臭いクソ親父。

 

ずっと「あんな奴、いなくなればいいのに」と思っていました。

何度「刺してやろう」と考えた事か。

 

そんな関係に母は嫌気がさしたのか

私が中学生になる頃には離婚を決断していました。

完全に「縁」を切り、二度と近づかないという話だったらしいです。

 

当時は親父なんかどうでもよかったので、何とも思いませんでした。

むしろ悲しみよりも、喜びに近かったのかもしれません。

親父との思い出

そんなクソ親父でも、思い出は残っています。

 

・公園のブランコで落ちた時

 遠くにいたのにすぐに駆け付けて来たこと。

(めちゃくちゃ怒られたが、心配してくれていたような気がする)

・二人で留守番した時

 お昼ご飯は決まってインスタントラーメンのしお。

(面倒くさかったんだろうが、妙に美味しかった)

・出稼ぎから帰ってきた時

 一度だけ買ってきてくれたおもちゃ。

(今思えば、あれはパチンコ屋の景品だったんだと思います)

・釣りが好きで、元板前だったらしい親父。

 魚を捌いている姿は格好良かった。

(そこは素直に凄かったが、一度も寿司は握ってくれたことはない)

 

一緒にゲームしたり、スポーツしたりしたという思い出はありません。

遊んでうるさくすれば怒鳴られて、怒られていた記憶があります。

自分が父親になって思ったこと

その時の親父と同じ立場の「父親」に自分がなって

正直、本当に悔しいが…

親父の気持ちも「わからなくもないな」と感じてしまう時があります。

 

暴力を振るうことは絶対に許されない事ですが

仕事のストレスや、育児ストレス等で

酒に逃げたくなる時もあります。

たまにはギャンブルで発散したくなる時もあります。

 

絶対に親父みたいにはならないと決めていたのに

「あの時の親父もこんな気持ちだったのかな…」と。

 

親父も何かしら抱え込んでいたのではないかと感じます。

 

もし、今、私自身が息子に助けられているように

私が子供の時に、もう少し「家族」として出来たことがあって

息子と同じように親父を助けてあげる事が出来ていたら

もっと上手くいっていたのかもしれない…

親父の事をわかってあげられていたら…

 

父親も母親も子供も、別の一人の人間です。

それぞれ疲れることもあれば、不満、不自由を感じることも当たり前です。

ですが、「家族」を続けていくには

やはり協力し合い、支え合い

一緒に作り上げていかなければならない事なんだと思います。

 

いつか親父に会ったら言ってやろうと思っていました。

「私も、あの時の親父と同じ4人家族になったぞ」

「なんであの時、私達を捨てたのか」

「アル中になるほど飲んで暴力を振るって、何を考えていたのか」

「…私のせいだったこともあるのか。もしあるなら…ごめん」と。

あっさりと亡くなっていた事を知って

ですが、一昨年には亡くなっていたようです。

死因は「癌」だったとか。

タバコとお酒でボロボロだったんでしょう。

 

私からすれば親父は「悪者」なので

悲しい気持ちは全然無いんですけど

なんか気持ちを伝えられなかったっていうのと

中途半端な「悪者」のまま逝かせてしまったのが心残りです。

 

親戚には、たまに私の事を聞いていたらしいです。

「息子は元気にしているか」と。

どういう意図で聞いていたのかわかりませんが

今となってはそれも知る由もありません。

あとがき

女手一つで育て上げた母親の前では言えませんが

私からしたら「腐っても父親」だったんですよね。

嫌な思い出の方が多く、思い出せば腹も立つんですが

亡くなってしまっては、文句の一つも言えません。

 

まだ親はご健在だが、仲良くないっていう方がいれば

腹を割って一度話してみてはいかがでしょうか。

逝ってしまってからでは話も出来ないので…

大っ嫌いになるのも、見直すのも、今しかないですよ…

 

そして親の事が嫌いな子供たちも

家族である為に、親の気持ちを少しだけでも

理解しようとしてみてください。

なぜ嫌いなのか。

その原因はどこにあるのか。

もし離れてしまっても後悔の無いように…

 

そして私は、私の最期も家族に看取られ

「ありがとう」と言い合えるような父親でありたいと思いました。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

皆様応援いただければ幸いです!

プライバシーポリシー